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農家の視点

安全とトレーサビリティ
トレーサビリティという言葉があります。
どこで作られたかをたどることができる仕組みです。
でも実はトレーサビリティとは、安全をあらわす言葉ではありません。 
確かに作った人はわかりますが、そこでどのように作られているかは、わかりません。
例えばちゃんと農薬散布のルールを守っているかなど。
重要なのは、「誰が」以上に「どのように」ではないでしょうか。

直売所とスーパーマーケット
直売所は安くて新鮮!確かにそういうことが多いかもしれません。
ではスーパーマーケットは直売所より劣る!果たしてそうでしょうか?
スーパーマーケットは仕入れた商品にある程度の責任を負います。
悪い品物はスーパーマーケットの評判を落とします。
その為、独自の品質基準や契約栽培等の管理がされているケースが多くあります。
反面直売所は、出す農家のモラルに頼っているのが現状です。
農家のモラルが低いと、
禁止農薬を使ってしまったので市場に出せないから直売所へ…なんてことに。
一概にどちらが良いかは言えませんね。

観光農園を選ぶ
観光に来たは良いがどこに入れば良いかわからない。
まず国道のガードレールに看板をくくりつける等、違法なことを平気でやるところは、
決まりを守るという意識が希薄。栽培についても同じ傾向にあります。
並んでいる商品の畑を見せてくれないところはお勧めしません。
そこで栽培されていない可能性もあります。
実は他の農家や市場で仕入れている場合もあります。
旬が違うのに並んでいる。あるいは勧めてくるところはお勧めしません。
味に対する意識が低い。まだおいしくないのに…。旬の時に食べてください。
*さとうぶどうは観光農園ではありません。
規格外品が出回らない
農産物には規格外品が出ます。
理由は、形が悪い、大きい、小さい、傷があるなど。
見た目だけで味は変わらないとなると、もったいないという声が聞こえてきそうです。
では質問です。金額が同じで、栽培条件も全く同じ品物があったとします。
見た目が良いのと悪いのがあったとして、良い方を選んでいませんか?
味が同じなら見た目を気にしないでほしい。同じ金額で購入してほしい。
規格外品なら安くと思っていませんか?
規格品も規格外品も栽培条件は同じです。よってコストも同じです。
また、安い規格外品が出たとしましょう。味が変わらないなら安い方を選びがちです。
すると高い方が売れなくなり、規格品も安い方へ価格が引っ張られたりもします。
規格外品を出すことで自身の首を絞める面もあるんですね。

田舎の土壌汚染
自然豊かな田舎の土壌が汚染されているかもしれない。
理由は畑にあります。近年まざまざな肥料が撒かれています。
その成分はどうなっているだろう?
植物が吸収、土壌に残っている、地下水に溶け出している。
実際は目に見えないので、過剰に撒いてもわかりにくい。
農家は農薬だけでなく肥料にも意識をおく必要があると思います。

贈答用果物には種のあるものを
なぜ種があるものを贈り物に?
種は芽を出す基、生命力の基です。
芽が出る、子孫を残す、という意味合いがあります。
逆に種が無いということは、反対の意味になってしまいます。
なので種があるものの方が無難です。
本来種がある、それが自然そのもの普通のことです。

最後に
結局は、生産者とコミュニケーションを取ることが、一番良いと思います。
そして農家ではなくても、食べ物について興味を持ち、知識を持ち、農業に注目し、
口を出していって欲しいと思います。 
有機、無農薬、低農薬‥これらの言葉は販売戦略として用いられることも多い言葉です。
目先の言葉に惑わされない為にも、もっと農業に関心を持ってください。