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大きさと色

大きさ
ぶどうの房の形や大きさは、自然のままにするものと、人工的に作るものがあります。
人工的とはどういうことかというと
巨峰などの大粒系のぶどうの多くが、
房の大きさ(長さ)を決め、粒を間引いて、人工的に整えられています。
つまり大きいと小さいは、農家によって決められます。
技術があるから大きい房が作れるということではありません。

農家は大きな房を作る傾向にあります。
見た目に大きいほうが良いと考える消費者も少なくないからです。
また農家にとっても、手間やコストを少なくできるからです。
面積当たりの収穫量は決まっていますから、
房を大きくすれば重さも増えるので、房の数は少なくします。
逆に房を小さくすれば重さは軽くなり、房の数を多くすることになります。
一房にかける手間やコストはほぼ同じなので、
収穫量は同じでも手間やコストが少なくなります。

良いことではないかと思うかもしれませんが、
実はそれによって犠牲になっている点があります。
おいしさです。
房は小さくなればなるほど、房の上部と下部の糖度の差が少なく、
食味が良くなります。

大きさは味に反比例しますので見た目と味のバランスが重要となります。
果樹試験場の研究の結果、
巨峰は400g前後が、食味と見た目のバランスがとれた房とのことです。

「うちのぶどうは大きくてもおいしい」という農家さんもいるかもしれません。
もしそうならば、小さく作るとさらにおいしいぶどうになること間違いないと思います。
ぶどうには様々な色のものがあります。
同じ品種でも色づき具合が違うものがあります。
しかし品種本来の色というのは決まっています。
本来の色ではないものは、何らかの原因による着色障害と思われます。 

最近では、色と糖度の関係がわかってきました。
きちんと着色して、本来の色に近ければ近いほど糖度の高い傾向があります。
例えば巨峰だと、赤紫色のようなものより、黒色に近いものを選ぶのがベストです。
市シャインマスカットも緑の濃いものより、少し黄色がかったもののほうが甘いです。
せっかく食べるならおいしいものを選んで欲しいです。